つながりやすさマップ
総務省の公表データで見る、事業者別・地域別の電波の届く範囲
携帯4社・WiMAX・光回線がどこまで届いているかの地図です。実測速度のランキングではなく、 「圏外になりにくいのはどの事業者か」を公的な数字で確かめる道具です。
700〜900MHzの低い周波数。建物の中や山かげまで回り込んで届くため、「圏外になりにくさ」はほぼこの帯で決まります。
地図を読み込んでいます…
全国の800MHz帯 — 面積カバー率
棒をタップすると、その事業者で地図が塗り替わります。その地域の面積のうち、電波が届く範囲の割合。山地や郊外を走るかどうかがここに出るため、社ごとの差が最も大きい指標です。
この地図の数え方(粒度と注意)
電波の数値は総合通信局(全国11地域)の単位でしか公表されていません。地図を県で描いているのは自分の県を見つけやすくするためで、同じ地域の県はすべて同じ値・同じ高さになります。 柱の高さは指標の値で、建物や電波塔の高さではありません。ドコモ・auの主力プラチナバンド。 地図を回す・傾ける操作は右上のコンパスをドラッグ(スマートフォンは2本指)、移動と拡大も2本指で行います。
プラチナバンドで差がつく
建物の中や山かげまで電波が回り込むかどうかは、700〜900MHzの低い周波数(プラチナバンド)で決まります。 人口カバー率はどの社も99%台で差が出ませんが、面積カバー率はソフトバンクの72.7%から楽天モバイルの0.2%まで開きます。各社の主力プラチナバンドはソフトバンクが900MHz帯(72.7%)、au(KDDI)が800MHz帯(60.8%)、ドコモが800MHz帯(57.6%)、楽天モバイルが700MHz帯(楽天)(0.2%)です。帯ごとのカバー率は足し合わせられない(同じ場所を二重に数えるため)ので、最も広い1波を各社の代表としています。
ただしこれは「楽天の電波が0.2%しか飛んでいない」という意味ではありません。 楽天モバイルの主力である1.7GHz帯は、全国で人口カバー率98.8%・面積カバー率41.2%あります。 プラチナバンドは2023年に割り当てられたばかりで、2025年3月末時点では関東にしか開設されていません。 差が効くのは建物の中・地下・山かげといった回り込みが要る場所です。
光回線(FTTH)が引ける割合
都道府県で見ると95.0%〜100.0%の幅ですが、上位に来るのは大都市圏ではなく富山県・鳥取県・島根県で、東京都(96.3%)・ 大阪府(96.0%)はむしろ下の方です。低い順に5県は和歌山県(95.0%)、佐賀県(95.3%)、群馬県(95.6%)、福島県(95.6%)、鹿児島県(95.7%)。
都道府県の差は小さく見えますが、市区町村まで下りると差が開きます。全1,896自治体のうち100%は342(18%)だけで、 中央値は96.4%、95%未満が346自治体、 90%未満が85自治体あります。最も低いのは福島県双葉町(0.0%)、高知県大川村(31.0%)、沖縄県北大東村(63.2%)です。
都道府県を選ぶか市区町村名を入れると、1,896件から検索します。
この数字の読み方(必ず読んでほしい4点)
- ワイモバイル・UQ mobile・MVNOのカバー率は存在しません。これらはブランドであって電波の免許人ではないため、電波が届く範囲は親会社(ソフトバンク/KDDI)や接続先の大手と同じです。 違いが出るのは混雑時の速度・優先制御・料金であって、届く範囲ではありません。
- モバイルの数値は全国11地域(総合通信局)単位です。市区町村別・都道府県別のカバー率は公表されていません。
- カバー率は「届く範囲」であって「速さ」ではありません。各事業者が調査票で申告した値で、メッシュ内の一部で通信できれば「カバー」と数える方式です。
- 契約前には必ず事業者の提供エリア検索で住所を確認してください。光の整備率は自治体全体の世帯に対する割合で、特定の住所で引けるかの判定ではありません。
出典
- 総務省「令和7年度 携帯電話及び全国BWA等に係る電波の利用状況調査 調査結果」(2025年3月末時点)
電波の利用状況調査の調査結果及び評価結果(総務省 電波利用ポータル) - 総務省「令和6年度末FTTH世帯カバー率(都道府県別・市区町村別)」(2025年3月末時点)
ブロードバンド基盤の整備(総務省) - 地図の都道府県境界: 国土数値情報 行政区域データ(国土交通省)を加工して作成
- 背景地図: OpenFreeMap / OpenStreetMap contributors