動体視力テスト
動くものをどこまで捉えられるかを7種目・約3分で測定。1種目めが終わった時点で結果が出ます。
動くものを
どこまで捉えられる?
7種目・約3分。タップだけで動体視力を測ります。
無料・登録不要 / 1種目めが終わった時点で結果が出ます
7種目で測るもの
ひとくちに動体視力といっても、左右に動くものを見る力と、正面から近づいてくるものを見る力は別ものです。 さらに実際の場面では、一瞬だけ見えたものを覚える力、視線をすばやく跳ばす力、まん中を見たまま周りも捉える力、 複数のものを同時に追う力、見えたところへ手を出す力が組み合わさっています。このテストはそれを7種目に分けて測ります。
- ↔️ 横切る左右に動くものを読み取る力(DVA・水平方向の動体視力)
- ⚡ 瞬間視一瞬の景色がどれだけ残って見えているか(瞬間視)
- 👁 瞬間移動離れた2点へ視線を跳ばして読む力(サッケード)
- 🎯 迫る近づいてくるものを読み取る力(KVA・奥行き方向の動体視力)
- 🔦 周辺視野まん中を見たまま、まわりも捉えられる広さ(有効視野)
- 🔵 追跡複数の動くものを同時に目で追い続ける力(多重物体追跡)
- ✋ 眼と手見えたものへ手を出すまでの速さ(眼手協応)
測り方と、レベルの意味
どの種目もレベル1から始まり、正解しているあいだは3段ずつ上がります。最初に間違えたところからは1段ずつの細かい刻みに切り替わり、そこを詰めていきます(階段法)。 クリアできた最も難しいレベルがその種目の記録で、レベルが上がるほど視標の表示時間は短く、動きは速く、そして視標そのものが小さくなります。 7種目の結果は重み付きで合計して100点満点の総合点にし、S〜Dのランクと動体視力年齢、7軸のレーダーチャートで表示します。
1種目につき、段で変える値は1つだけにしています。階段法が返せるのは「ある1つの軸の上での閾値」だけで、 2つ以上を同時に厳しくすると、出てきたレベルがミリ秒でも個数でも表せない数字になってしまうためです。 変える1つは、実際の測定器が可変にしている値に合わせました。横切るは視標の大きさを固定して速さを、 迫るは接近の速さを固定して視標の細かさを、瞬間視は提示(6個・0.1秒)を固定して「消えてから答えを聞かれるまでの間隔」を、 追跡は印の数を4個に固定して玉の速さを変えます。
目安にしたのはスポーツビジョン研究会の測定基準で、瞬間視の「6個の数字を0.1秒だけ映す」はそのまま全段の提示条件に使っています。 ただし答えてもらうのは、そのうち指定した1か所だけです。全部を答えさせると、答えられる数が4〜5個で頭打ちになるうえ、 入力の手間そのものが結果を左右してしまうためです。数字を2段×3列に並べているのも理由があって、横一列に増やすと端の数字が 混み合い効果で識別できなくなり、聞かれた場所によって運任せになるからです。追跡の印4個は、10個の中から4〜5個までは追えるという古典的な研究に合わせています。
ただし測定器と同じ数値は出せません。据え置きの動体視力計は眼前1.2mの画面を使い、最も成績の良い人で角速度240°/秒の目標まで見分けられると報告されていますが、 手元のスマホは視野角にして10度ほどしかなく、その速さの目標を出すこと自体ができないからです。ここで測れるのは「この画面の中でどこまで見えるか」までで、 合わせてあるのは種目の作りと、段で何を動かすかです。なお視標の大きさと速さは画面幅に対する割合ではなく実寸で持っているので、 スマホでもパソコンでも同じ難しさになります。
段の根拠にした資料: 真下一策「動体視力」体力科学 46巻3号(1997)(スポーツビジョン研究会の測定8項目・瞬間視の基準・DVAの最高成績・年齢による変化)
結果は端末・持ち方・明るさで変わります。記録を比べるときは同じ端末・同じ距離で、できるだけ明るい場所で測ってください。 画面を目に近づけるほど視標は大きく速く見えるため、いつも同じ距離で構えるのがいちばんのコツです。
動体視力トレーニングとして使う
上部の「1種目だけ鍛える」に切り替えると、苦手だった種目だけを8回くり返せます。種目ごとに到達レベルのベストを端末に保存するので、 1日数分ずつ、前回の記録を1段ずつ上げていく使い方ができます。球技やeスポーツのウォームアップにも、 通勤前のひと目覚ましにも同じように使えます。
なお、こうした課題の成績が伸びるのは「動きを捉える慣れ」が身についた結果であって、視力そのものが良くなるわけではありません。 見え方に不安があるときは眼科で相談してください。
よくある質問
動体視力とはなんですか?
動いているものを見分ける力のことです。大きく2種類あり、左右に横切るものを見る力をDVA(動体視力)、正面から近づいてくるものを見る力をKVA(奥行きの動体視力)と呼び分けます。このテストでは「横切る」がDVA、「迫る」がKVAにあたり、さらに瞬間視・視線移動・周辺視野・複数追跡・眼と手の連動を加えた7種目で測ります。
レベルはどうやって決まりますか?
階段法という測り方をしています。どの種目も一番やさしいレベル1から始まり、正解しているあいだは3段ずつ飛ばして上がります。最初に間違えたところからは1段ずつの細かい刻みに変わり、クリアできた最も難しいレベルがその種目の記録になります(粗く当たりを付けてから詰める、階段法の定石です)。全10段のうちレベル5あたりが一般的な成績、最上段のレベル10は公表データで「できる人は少ない」とされる水準に合わせてあります。1種目6回と短いので当たり運で1段前後ぶれます。
難しさの目安はどこから来ていますか?
1種目につき動かす値を1つに絞り、その1つを公表されている測定のやり方に合わせています。たとえば瞬間視は「6個の数字を0.1秒だけ映す」というスポーツビジョン研究会の提示(真下一策「動体視力」体力科学46巻3号・1997年)をそのまま全段で固定し、変えるのは「数字が消えてから、どこを答えるか指定するまでの間隔」(0〜1秒)だけです。残像は0.25秒ほどで薄れるので、その前後で答えられなくなります。横切るは視標の大きさを固定して速さを、迫るは接近の速さを固定して視標の細かさを、追跡は印の数を4個(10個中4〜5個までは追えるという Pylyshyn & Storm, 1988 に合わせて)固定して玉の速さを変えます。どれも実測器が可変にしている値に合わせてあります。
なぜ1種目で1つの値しか変えないのですか?
階段法が返せるのは「ある1つの軸の上での閾値」だけだからです。たとえば提示時間と桁数を同時に厳しくすると、出てきたレベルはミリ秒でも個数でも表せなくなり、そのアプリの中でしか意味を持たない数字になります。1つに絞れば「0.2秒までなら答えられた」「輪の直径18pxまで読めた」と単位のついた形で言えて、あとから基準値と突き合わせることもできます。
本物の動体視力計と同じ数値が出ますか?
出ません。測定器は眼前1.2mの画面を使い、最も成績の良い人で角速度240°/秒の目標まで見分けられると報告されていますが、スマホの画面は目から30cmほど離して見ても視野角にして10度ほどしかなく、この速さの目標を出すこと自体ができません。このテストで測れるのは、あくまで「手元の画面の中でどこまで見えるか」です。そのぶん種目の作り(何を見せて何を答えさせるか)と、段の並べ方を測定器の考え方に合わせています。
スマホとパソコンで結果は変わりますか?
変わります。画面の大きさ、目と画面の距離、タッチかマウスかで見え方も操作も変わるためです。記録を比べるときは同じ端末・同じ持ち方で測ってください。画面の明るさを上げ、なるべく明るい場所で測ると本来の力が出やすくなります。
表示時間はそこまで正確に出せるのですか?
実際の表示時間は画面の書き換え間隔(多くの端末で1コマ約17ミリ秒)に丸められます。そのため一番短いレベルでも84ミリ秒より下げず、5コマ以上は必ず表示されるようにしています。表示は実時刻を基準にしているので、端末が重いときにコマが飛んでも表示時間そのものはずれません。
動体視力は鍛えられますか?
こうした課題の成績は、繰り返すことで伸びやすいことが知られています。ただしそれは「動きを捉える慣れ」が身についた結果であって、視力そのものが回復するわけではありません。このアプリも視力回復をうたうものではなく、見え方に不安があるときは眼科で相談してください。
メガネやコンタクトはつけたままでいいですか?
ふだん見ているときと同じ状態で測ってください。普段かけている人は、かけたまま測ったほうが実際の生活に近い結果になります。
「動体視力年齢」は医学的に正確ですか?
いいえ。動体視力は幼児期から伸びて15〜20歳ごろにピークを迎え、その後は加齢とともに下がって60歳では5歳児と同程度になる——という報告(石垣尚男の調査、前掲の体力科学の解説より)の傾向だけを借り、娯楽・自己理解のために総合点を1本の直線で年齢へ置き換えた参考値です。医学的な検査・診断ではなく、実年齢や健康状態を評価するものではありません。